マスク着用が日常になると、つけていないときに比べて、思うように表情筋が動かしにくくなるでしょう。それが、筋肉量が低下する原因につながる場合があります。
■ほうれい線の原因
唇を閉じて真一文字に唇を横に引っ張った時、口角が下がってしまう方は、笑うための表情筋が衰えている場合があります。
ほうれい線の原因には、頬の筋肉と口輪筋の衰えが挙げられます。筋肉がこりかたまってしまうと、弾力やターンオーバーが抑制されやすくなります。まずは、きれいな笑顔筋へリメイクしていきましょう。
■ほうれい線の改善とフェイスラインの引き上げマッサージ
頬骨のあたりを引き上げていきます。手の平の手首側(手根)を使って行います。頬筋が衰えてこり、口輪筋との間が固まり溝っぽくなるとほうれい線ができやすいので、頬の筋肉をリリースして(ゆるめて)いきましょう。
(1)テーブルやイスなどに肘をつき、体重をジワーッとかけるように手根で頬骨を引き上げます。これを、約1分間行ってください。
このように両手を使えば、より短い時間でできます。
(2)耳を人差し指と親指でつまみ、軽く後ろ方向へ回します。きつく引っ張る必要はありません。
マスクのヒモが引っかかる場所なのでマスクを頻繁に使用するとこり固まりやすく、それが原因となってフェイスラインがむくむことがあります。耳は「側頭部(あたま)」「咬筋(喰いしばり筋)」「胸鎖乳突筋(首)」とつながっているので、耳をクルクルと回すとそれらをストレッチすることができます。
側頭部は喰いしばり筋とも関係しています。側頭部を後ろの方へマッサージすることであごの筋肉が引きあがると、フェイスラインを引き上げることにつながります。
おすすめ時間帯
・入浴中に行って、血流改善
・夜眠る前に行って、安眠効果UP
・朝のメイク前に行って、メイクヨレの軽減
・PCやスマホで疲れた時に行って、疲労緩和
回数や頻度
毎日行うことでフェイスラインに変化を感じるでしょう。ちょっとした空き時間に行ってみてください。
顔は頭皮ともつながっているので、頭皮環境を改善することでフェイスライン改善効果が期待できます。忙しい毎日でも、時間の隙間を見つけて行ってみてくださいね。