マスクが必需品となって以来、何となく顔の印象が老けたことに気づかれた方が多いようです。これには、長時間のマスク着用による、表情筋の運動不足が原因かもしれません。顔も心がけて動かすようにしましょう。
■マスクで顔が「運動不足」になる理由
マスクを付けると、自然と会話が少なくなります。それに加え、コミュニケーションを目的とした笑顔を作る機会も減ると思います。
すると、無表情でいる時間がふえ、顔の運動不足が進行してしまうのです。
■要注意すべき部分は「口元」
特に運動不足になりやすい部分は、口元です。マスクをつけていると、話す際もあまり口を開かずに発声しがちなうえ、歯を見せて笑うことも少なくなるため口角が下がりやすくなります。
この口元のたるみは、とてもエイジングを感じさせるものです。口の周りの表情筋である「口輪筋」を意識して動かすように心がけましょう。
■マスク着用時は「瞳」に気持ちを込める
マスクを着けている時は、ことさらに「瞳」に心を込めるようにしましょう。
感情をそのまま目の表情として表すと「目を細める」・「見開く」といった動きが生まれ、眼輪筋の運動不足対策になります。気持ちが相手に届きやすくなる効果も倍増しますよ。
■マスク老け対策の顔ヨガ3選
帰宅してマスクを外したら「顔ヨガ」タイムです。ゆったりとした気分でリラックスしながら行いましょう。違和感を覚えるほど無理をして表情筋を動かさないようにご注意ください。
ひょっとこ口のポーズ
口元からあごのラインまでを鍛えましょう。
(1)唇をしっかりとじてギュッとすぼめたら、前に突き出します。
(2)そのまま唇を右に動かし、次に左に動かします。最後に、前に突き出して10秒キープします。これを2~3回行ってください。
(2)空気ボールのポーズ
口輪筋を集中的に鍛えられるポーズです。
(1)唇を閉じて頬に空気を入れたら、口内の空気を右に移動させて5秒キープします。
(2)口が開かない様に注意しながら、口内の空気を左に移動させて5秒キープします。最後に、口全体に空気を入れて5秒キープします。(1)〜(2)を2~3回行ってください。
(3)瞳でグーパーのポーズ
眼輪筋に心地よい刺激を与えます。疲れ目改善にも効果が期待できます。コンタクトは外して行ってください。
(1)目をギュッと強くとじ、5秒キープします。
(2)パッと目を大きく見開き、5秒キープします。(1)〜(2)を数回繰り返してください。
無表情が板についてしまうと、心も沈んでしまいがちです。自宅ではのびのびと、おもいきり表情筋を動かしましょう。すると、気持ちも明るくなると思います。ほがらかな気分を大切に過ごしていきたいですね。