忘年会 新年会を健康痩せる食べ方飲み方

糖質制限では禁酒する必要はありませんね。

糖尿病治療は、飲酒はダメと指導されていますが、糖質制限食は、禁じていません。ダイエットや肥満対策、健康維持などが目的の人でも同じです。

普段から適切な種類や表示を見て選び、正しい飲み方さえできれば、お酒を飲んでもかまわないのです。

そもそも、アルコールは、カロリーがあるため、カロリー制限の食事療法では好ましくないとされていました。
しかし、アルコールのカロリーは、「エンプティ(空っぽな)・カロリー」と呼ばれており、肥満につながるものでもなければ、血糖値を上げるものでもありません。

実際、糖質制限食を実行されている方、糖尿病や予備群の人たちでも、晩酌を楽しんでいる方も多くおられます。
食事指導での寂しい思いをしていた、お酒好きの方は、糖質制限食は大変に喜ばれています。
食事療法は長く続けることが大切ですが、お酒好きの人にとって、糖質制限食は食べ方が分かれば続けやすいようです。

酒を飲めるんなら、ほかのことはだいたい我慢できるとおもいます。
以前は、「酒呑みダイエット」とも言われたこともあるくらい、お酒好きには喜ばれる食事療法なのです。

居酒屋などには糖質制限しながら食べられるメニューがたくさんあります。基本的に肉や魚もOK、多彩なメニューを味わえるのも、糖質制限食の楽しみなのです。

醸造酒とカクテルは、ダメです蒸留酒を選ぼう

アルコールは大丈夫でも、お酒の種類によって糖質を多く含むものがあるからです。
どんな種類や成分がお酒が大丈夫なのか、よく確かめて、選んで飲むようにします。糖質のないシンプルな材料のお酒を選び、正しい飲み方をすれば、楽しく糖質制限食を続けられます。

糖質制限で選ぶべき酒類は、具体的に述べていきます。お酒は、大きく分けて次の3種類です。

①蒸留酒は基本的にOK

まず、蒸留酒は、種類があります。焼酎・ウイスキー・ウオッカ・ブランデーが蒸留酒に含まれます。

蒸留酒は、製造法が醸造酒とは大きく異なります。糖質を含む穀物や酵母を発酵させる事と同じなので、このあとで加熱します。
気体化しアルコールを冷却して液体に戻したものを集めてお酒にします。

でき上がった蒸留酒には糖質は含まれないので(ジンとラムのみ100g中0.1g含む)ジンとラムを多く飲んでも血糖値は、上がりません。肥満にもつながりません。

糖質制限期間は、基本的に蒸留酒を選ぶようにしてくださいね。焼酎、ウイスキー、ウオッカ、ブランデーなどの蒸留酒には糖質が含まれていないので、糖質制限的にはいくら飲んでも大丈夫なのです。飲食店メニューで、焼酎水割りお湯割り、ハイボール(ウイスキージンなどの炭酸割り)なども問題ありません。

あまり酒を多くすると肝臓に悪いなど、ほかの健康被害の心配があります。常識程度にしてくださいね。

②醸造酒は基本的にNG

次に、日本酒、ビール、ワイン、紹興酒などの醸造酒があります。醸造酒は、糖質の多い穀物や果物などをアルコールと酵母で発酵させてつくります。
穀物など原料に糖質を多く含むため、当然、お酒の糖質は高くなります。

たとえばビールの中ジョッキでは、(500ml)1杯の場合、糖質は15g以上になります。
また、日本酒1合が、糖質が約8gもあります。液体なので、糖質の吸収速度が速く、あっという間に血糖値を上昇させてしまいます。

特にビールは、大量に飲んでしまいがちで、含まれている糖質の総量も多くなり、血糖値の大幅な上昇を招きます。結果、肥満にもつながります。

「糖質制限において醸造酒はダメ!」とぜひ覚えておいてくださいね。糖質ゼロの発泡酒や日本酒はOKです。

辛口ワインは、赤、白ともワイングラス2、3杯なら飲んでも大丈夫です。
ワインは醸造酒で控えたいですが、赤や白でも辛口ワインの場合は、糖質量はさほど多くありません。

③カクテル類には注意

酒の種類としては、もう1つ、カクテル類があます。カクテルは、蒸留酒をベースにしてジュース(糖質)などを混ぜて作ったものです。

ジュースは(たとえ100%果汁でも)糖質が多く含まれるので、糖質制限食ではカクテルはほとんどNGとなります。

糖質制限OKカクテルは、ジンベースやウオッカです。
ジンベースでは、ギムレット・ジンライム・ジンリッキー・マティーニ。ウオッカベースでは、ブラディー・メアリー・ウオッカマティーニ。

このような例外があり、醸造酒とカクテルは基本的にダメです、蒸留酒はOK。酒選びの基本を覚えていただければ大丈夫です。

飲み会の多くなるこれからの季節に、楽しく糖質制限や健康になってくださいね。

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