血圧を下げるトマトの選び方

知ってた?トマトの赤色の正体

あなたはトマトを買うときに、どんな基準で選んでいますか?すぐに食べるつもりなら、緑がかったかたそうなトマトよりも真っ赤なトマトを選ぶのではないでしょうか。

実は、そのトマトの赤の正体には「リコピン」です。抗酸化作用のあるフィトケミカルを大きく三つに分類すると、カロテノイド系・ポリフェノール系・イオウ化合物系に分けられます。

トマトがもつリコピンには、カロテノイド系フィトケミカルに分類され、フィトケミカルの中でも特に高い抗酸化作用をもちます。同じ抗酸化作用をもつβカロテンのおよそ2倍、そしてビタミンEの100倍以上とも言われているから驚きです。

血圧を下げるトマトの選び方
トマトにふくまれるリコピンを効率よく摂取すると血液がサラサラになり、血圧の低下が期待できます。実際に血圧をさげる目的でトマトを買うときは、トマトの赤さ(成熟度合い)に注目しましょう。トマトは熟成度合いによって、リコピンの含有量が大きくことなります。完熟したトマトは未熟なトマトに比べて、10倍ものリコピンを含むというデータもあるほど。

西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉があるくらい、成熟したトマトの赤色には健康促進の効果があるのです。

リコピンを効率よく摂るレシピ

リコピンにはゴマやアーモンドと組み合わせると、抗酸化作用がパワーアップします。また油に溶けやすい性質があり、油と合わせて食べる事でカラダへの吸収率が向上します。

イタリア料理の「カプレーゼ」は、オリーブオイルとトマトを合わせた料理なので、リコピンを摂取するには理想的なメニューです。さらに、加熱すると細胞壁が壊れてリコピンが溶け出しやすくなるという特徴もあるので、野菜を油で炒めたあと、水とトマトを入れてスープ状にした「ミネストローネ」なんかもリコピンを効率よく摂取できるレシピといえるでしょう。

妊婦がリコピンを摂るメリット
卵を産んでくれるニワトリは人間と同様に老化していき、それは産んだ卵にまで影響すると言われています。ですが、リコピンを与えて育てたニワトリとその卵には、老化が遅れるという研究データが存在します。

これは人間にも同様で、妊婦がリコピンを摂取すると乳児にもリコピンの成分が伝わり、神経の発達や健康な脳の発達に良い影響を与える事がわかっています。

「トマトの赤」に隠された効果を知ると、いますぐに買って食べたくなりますね!今回ご紹介したトマトの選び方やリコピンを効率的に摂取するメニューもぜひ参考にしてみて下さい。

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