国際化が進む近年、グローバルな活躍を願って、海外の人も呼びやすい名前「グローバルネーム」をつけるパパ・ママが増えています。
2024年上半期(1月〜6月)に誕生した女の子21,770名の名前から、人気の「グローバルネーム」発表します。
近年、男の子でも女の子でも違和感のない名前「ジェンダーレスネーム」が名付けのトレンドになっています。ジェンダーレスネームのランキングをみると、上位には漢字一文字の名前が多数ランクインしていました。
2024年上半期に誕生した女の子21,770名の名前から、「1文字×ジェンダーレスネーム」ランキングTOP10を発表します。
【2024年上半期】「1文字×ジェンダーレスネーム」ランキングTOP10
ランキング
「凛」と「凜」は同じ「りん」とよむ名前ですが、漢字のつくりの下部分が「示」か「禾」で異なる異体字です。旧字体の「凜」が先に人名用漢字に追加され、新字体の「凛」は2004年に人名用漢字に追加されました。ベビーカレンダーの調査では、どちらも人気が高い名前であるため、分けて集計しています。
自然の美しさを名前に…
「ボタニカルネーム」とは、植物にまつわる漢字やよみを用いた名前のこと。
4位の「葵(主なよみ:あおい)」は男の子の「1文字×ジェンダーレスネーム」ランキングでも9位にランクインした、男女ともに人気の名前です。
「葵」はアオイ科の植物を意味します。アオイ科の植物の中でも、代表的で華やかなのがハイビスカス。カラフルで情熱的に咲き誇るハイビスカスのように、華やかな女性になってほしいという願いを込めても良いですね。
7位の「楓(主なよみ:かえで)」も「ボタニカルネーム」のひとつ。2020年以降、20位前後にランクインし続ける、根強い人気を持ちます。
楓の種には「翼果」とよばれる羽がついており、舞うように種を飛ばします。そんな様子から、「羽ばたいて、根を張ってほしい」という願いを込めるパパ・ママもいるようです。
変化しつつあるよみ
2位の「翠」は、かつて「みどり」というよみで女の子の名付けに多く用いられていましたが、近年では「すい」というよみが主流となりました。
「翠」は深く美しい緑色を表し、飛ぶ宝石とも称される鳥「翡翠(カワセミ)」にも用いられる漢字です。
また、「翠」は男の子にも人気の名前で、男の子の「1文字×ジェンダーレスネーム」ランキングでも7位と、上位にランクインしていました。
古くからあるジェンダーレスネーム
近年人気が高まるジェンダーレスネームですが、「あおい」は以前から男女どちらにも名付けられていました。
女の子のよみランキングでは、2012年に2位になってTOP10入りして以来、2023年まで常に10位以内にランクインしていました。男の子のよみランキングでは2021年にTOP10入り! 以来、10位前後にランクインを続けています。
2024年に名付けられた「あおい」という名前を見ると、4位の「葵」、9位の「碧」のほか、「蒼」などが見られました。
「葵(あおい)」の同名では、女優の森川葵さんが活躍されています。
さまざまなシーンでジェンダーレスな価値観が広まっている昨今。性別に対する固定概念にとらわれず、自由な生き方を尊重するため、ジェンダーレスネームを検討しているという方が増えています。ぜひ名付けの参考にしてみてください。
古き良きかわいさ♡被らないのもいい!?2024年上半期に名付けられたクラシックネームは?
昭和から平成初期に多く見られた「〜子」や「〜美」などのクラシックネーム。ママ世代にメジャーだった名前は、令和の今でも名付けられているのでしょうか。
2024年上半期(1月〜6月)に誕生した女の子21,770名の名前に見られた「クラシックネーム」を紹介します。
人気の「子止めネーム」は?
クラシックネームの代表とも言えるのが「子」で終わる「子止めネーム」ではないでしょうか。
2024年上半期に名付けられた「子止めネーム」は、24位の莉子(主なよみ:りこ)が一番人気! 以降は221位の桜子(主なよみ:さくらこ)、349位の璃子(主なよみ:りこ)と、大きな差が開く結果になりました。
近年でも「こ」で終わる名前は多くランクインしているものの、使われている漢字は「子」ではなく、「瑚」「心」などが主流になっています。
「美止めネーム」の今
かつてトレンドだった「美止めネーム」ですが、2024年上半期に最も名付けられた名前は152位の「心美(主なよみ:ここみ)」と、ランキング上位には入りませんでした。
「心美」といえば、木村拓哉さん・工藤静香さんの長女・Cocomiさんが浮かぶのではないでしょうか。クラシックな「美止めネーム」の中でも、今風の響きを持つ名前です。
「心美」に続く「美止めネーム」は、888位の「菜々美」で、その間のランクインはありませんでした。2024年上半期に生まれた女の子には、「美止めネーム」は非常に少数だったと言えるでしょう。
今、人気の「クラシックネーム」は?
今でも人気があるクラシックネームといえば、「菜止めネーム」です。昭和・平成を通り抜け、今でも上位にランクインし続けています。
2024年上半期に多く名付けられた「菜止めネーム」は、7位結菜(主なよみ:ゆいな、ゆな)、9位陽菜(主なよみ:ひな)、34位紗菜(主なよみ:さな) でした.
また、同じ「な」で終わる名前なら「奈」という止め字も人気です。29位紗奈(主なよみ:さな)、72位杏奈(主なよみ:あんな)、98位咲奈(主なよみ:さな、えな)などがランクインしていました。
2つの音からなる「二音ネーム」や男女の性差を感じさせない「ジェンダーレスネーム」がランキング上位を占める昨今、「クラシックネーム」はあまり多くはありません。しかしレトロネームが流行している昨今、 再び注目される日も近いかもしれませんね。
昔ながらの雰囲気が逆にかわいい「クラシックネーム」は、被らない名前をつけたい人も狙い目ではないでしょうか。
気高くカッコいい「ドラゴンネーム」が大人気!2024年上半期、男の子の名前に多かったのは?
干支となる動物が辰や寅の年は、干支をイメージさせる名前が多く名付けられる傾向があります。2024年は辰年! 「辰」や「龍」、「竜」を使った「ドラゴンネーム」が多く見られました。
2024年上半期(1月〜6月)に生まれた22,245名の男の子の名前に見られた「ドラゴンネーム」を紹介します。
「龍」を使ったドラゴンネーム
「辰」「龍」「竜」など、ドラゴンをイメージさせる漢字の中で、最も多く名付けられたのは「龍」でした。縁起の良い動物とされる「龍」は、強さや気高さを感じさせます。
2024年上半期に名付けられた名前の主なよみは「りゅう」「たつ」など。
上位にランクインしたのは「龍希」「龍星」「龍」「龍空」「龍之助」「龍斗」「龍樹」「龍馬」「龍雅」でした。そのほか、さまざまな漢字との組み合わせによって、99の「龍」を用いた名前が見られます。
「龍」が名前につく著名人には、作曲家の故・坂本龍一さん、俳優の松田龍平さん、幕末の志士・坂本龍馬などがあげられます。
「竜」を使ったドラゴンネーム
次に多く見られたのが「竜」でした。旧字体である「龍」に対し、「竜」は新字体です。どちらもドラゴンをイメージさせる漢字ですが、漢字に対して持つ印象や画数で選んでいるのではないでしょうか。
ランキングをみると、「竜生」「竜聖」「竜也」「竜之佑」など、全部で43の「竜」を用いた名前が名付けられていました。
同じ漢字の名前の著名人では、ミュージシャンの石井竜也さん、アイドルグループKAT-TUNの上田竜也さん、俳優の藤原竜也さんなどが活躍されています。
「辰」を使ったドラゴンネーム
最後にご紹介するのは「辰」の漢字を用いた「ドラゴンネーム」です。干支の辰年をあらわす漢字ですが、「ドラゴンネーム」の中では少数となりました。
2024年上半期に生まれた男の子の名前を見ると、「辰樹」「辰希」「辰」「辰彦」など、29の名前がランクインしています。主なよみは「たつ」のほか「しん」などが見られました。
元プロ野球選手であり監督だった原辰徳さんも、この漢字を用いた名前です。
干支をイメージさせる名前は、その年ならではの名前です。年が変わる1月に増える傾向がある干支ネーム。辰年である2024年の残り半年の動向も気になるところです。これから男の子をご出産予定の方は、参考にしてくださいね!
大谷翔平選手のようなビッグな男に!「翔」を使った名前ランキングTOP10!上半期に人気の名前は?
ママトピ
名づけ
大谷翔平選手の話題が尽きない2024年。2024年上半期は、大谷翔平選手の「翔」という漢字を使った名前が多数ランクインしていました。
その年に活躍したスポーツ選手の名前は、名付けのランキングに大きく影響する傾向があります。
2024年上半期(1月〜6月)に生まれた22,245名の男の子の中から、「翔」という漢字を使った名前を紹介します。
「翔」を使った名前 ランキングTOP10
ランキング
「翔止めネーム」が圧倒的人気!
大谷翔平選手のような人に……と願うたくさんのパパやママが、「翔」の漢字を使った名前を考えたためか、上半期に生まれた男の子の名前には287種類もの「翔」がつく名前が見られました。
中でも「翔止めネーム」は圧倒的人気! ランキングTOP10のうち9個が「翔止めネーム」でした。
1位の「陽翔(主なよみ:はると、ひなと)」は、2022年・2023年の男の子の年間ランキングで2位と、根強く人気がある名前です。
2位の「結翔(主なよみ:ゆいと)」も同様で、男の子の年間ランキングを見ると2022年に9位、2023年に5位と、近年ランキング上位に入っていました。
一方、7位の「叶翔(主なよみ:かなと、とわ)」は、2023年の男の子の年間ランキング112位から、上半期の男の子の名前ランキングで62位へ、10位の「咲翔(主なよみ:さくと)」は、144位から69位へと順位を上げています
<人気急上昇!>女の子の名前ランキングTOP10!2024年上半期、今人気の名前って?
2024年1月から5月生まれの女の子17,765名の名前より、今人気急上昇中の名前を紹介します。
季節感のある漢字や、古風な響きを用いた名前が多くランクイン! 2023年の年間ランキングから10ランク以上ランクアップした、今人気急上昇の名前とは……!?
1位 美桜(主なよみ:みお)
上半期に人気急上昇した女の子の名前1位は「美桜」でした! 2023年の年間名前ランキングでは29位、2024年上半期は10位と、19ランクアップしています。
日本の春の象徴である「桜」に「美」という漢字を組み合わせることで、より桜の花の美しさや鮮やかさを表現した名前に。また、「みお」というよみがみずみずしい印象も与え、麗しいサクラネームになっています。同名では、女優の今田美桜さんが有名です。
2位 茉白(主なよみ:ましろ)
2位には「茉白」がランクイン。2023年の年間名前ランキングでは39位、2024年上半期は15位と、24ランクアップしています。
「白」は、汚れのない純粋なイメージや、清く正しく美しい印象があります。また、明白であること、はっきりとしていることも表す漢字です。身も心も美しく快活な人に育ってほしい、という願いが感じられます。
3位 芽生(主なよみ:めい)
3位にランクインしたのは「芽生」。2023年年間名前ランキングでは57位ですが、2024年上半期は16位。「めい」は英語で5月を表す「May」と響きが似ているため、例年5月生まれの女の子に多く名付けられる名前です。
「芽」は、新たな始まりや発展性を感じさせる文字。「生」という漢字と組み合わせることで、より生命力を感じさせる名前になっています。
4位 六花(主なよみ:りっか)
4位に入ったのは「六花」。 2023年の年間名前ランキングでは76位でしたが、2024年上半期は17位と大躍進している名前です。
「六花」は雪を表し、雪の結晶が六角形で花のように美しいことからそう呼ばれるようになったもの。冬の季節感を感じる名前であることから、特に冬生まれの女の子に多く名付けられていました。同名では、女優の伊原六花さんが活躍されています。
5位 心春(主なよみ:こはる)
5位には「心春」がランクイン。2023年の人気の名前ランキングでは31位でしたが、2024年上半期は19位。「春」という漢字が使われていることから例年春生まれの女の子の名付けに人気です。また、日本的で古風な印象を与えるレトロネームの一つです。
「春」に「心」を組みあわせることで、明るくあたたかい心の持ち主になるようにというパパ・ママの願いが感じられます。「こはる」というよみも、レトロでかわいらしい響きです。
6位 乃愛(主なよみ:のあ)
6位にランクインしたのは「乃愛」。2023年の年間名前ランキングでは44位、2024年上半期のランキングでは26位と、18ランクアップしています。
「愛」という漢字は、2月のバレンタインの時季に名付けに多く用いられる傾向があります。「のあ」という響きも新鮮でかわいらしい印象です。
7位 結(主なよみ:ゆい)
7位は「結」。2023年の人気名前ランキングでは46位、2024年上半期は28位でした。
「結」は結ぶこと、物事をまとめて締めくくること以外に、植物が実をつけることなども表します。2023年の年間漢字ランキング1位に輝いている大人気の漢字です。
8位 光莉(主なよみ:あかり)
8位にランクインしたのは「光莉」。2023年の年間名前ランキングでは61位でしたが、2024年上半期は32位に大きく順位を上げています。また、日本的で古風な印象を与えるレトロネームの一つです。
「あかり」という響きはやさしく灯るあかりを連想させます。明るく素直な人になってほしいという親御さんの思いが感じられます。
9位 花音(主なよみ:かのん)
9位には「花音」がランクインしました。2023年の年間名前ランキングでは65位、2024年上半期は36位となっています。
美しさやかわいらしさを表現する「花」という漢字に、優雅な印象の「音」という漢字を組み合わせて、華やかで麗しい名前に。「かのん」という響きもかわいらしいです。
10位 絃葉(主なよみ:いとは)
10位に入ったのは「絃葉」でした。2023年の年間名前ランキングでは63位でしたが、2024年上半期は38位にランクアップしています。また、止め字に「葉」を用いた葉止めネームの一つです。
「絃」は楽器に張った糸を表します。「絃」が持つ音楽のイメージ、「葉」が持つ植物のイメージが組み合わさり、美しく繊細な印象の名前です。
2024年上半期に人気が急上昇した女の子の名前には、「桜」「芽」「花」「春」「葉」など春の季節感を表現する漢字が多く用いられていました。また、「心春」「光莉」「絃葉」といったレトロネームも多くランクイン。日本の四季や古風な響きを大切にした名前が多く見られました。これから女の子の名前を検討する方は、ぜひ参考にしてくださいね。
人気の「濁音ネーム」ランキングTOP10!2024年上半期、男の子に人気の名前は?!
2024年1月から5月に誕生した男の子18,301名の名前を大調査! 2024年上半期、男の子に人気の「濁音ネーム」ランキングを発表します。
濁音が含まれる名前「濁音ネーム」は重厚感があり、力強くたくましい印象になります。今年の上半期生まれの男の子の「濁音ネーム」には、漢字一文字の名前や、二音の名前が多くランクインしていました。
1位 凪(主なよみ:なぎ)
2024年上半期に生まれた男の子の濁音ネーム1位は「凪」でした。2023年の男の子の人気名前ランキングでは8位に入っているほか、女の子のランキングでも24位に入っており、ジェンダーレスネームとしても知られています。
「凪」は、波がなく静かな海を連想させる漢字。穏やかな人生を願って、近年名付けに用いる親御さんが多いようです。
2位 暖(主なよみ:だん)
2位にランクインしたのは「暖」でした。2023年名前ランキングでは11位で、近年人気の名前となっています。
「暖」という漢字は、あたたかい春の陽気を連想させ、特に冬から春生まれの赤ちゃんに多く名付けられる傾向があります。「だん」という響きが力強く、どっしりとかまえた男の子を思わせます。
3位 仁(主なよみ:じん)
3位に入ったのは「仁」でした。2023年名前ランキングでは52位という順位でしたが、2024年上半期の名前ランキングでは37位。これからさらに人気が高まりそうです。
「仁」は隣人愛や同情を表す漢字。「じん」という響きが潔く、凛々しい印象になります。
4位 岳(主なよみ:がく)
4位に「岳」がランクインしました。2023年の人気名前ランキングでは71位でしたが、2024年上半期の名前ランキングでは53位。これからの動向が注目されます。
「岳」は高い岩山を表し、スケールが大きくたくましい様子を表します。また、「高い山のように尊敬すべきもの」という意味もあり、男の子の名付けに人気です。
5位 楓(主なよみ:かえで)
5位には「楓」がランクイン。2023年の人気名前ランキングでは45位で、女の子のランキングでも22位にランクインしており、「ジェンダーレスネーム」としても人気です。
「楓」は落葉樹の一種で、実に羽のようなものがついていることから、「自立して大きく羽ばたいてほしい」という親御さんたちの願いも感じられます。
6位 伊吹(主なよみ:いぶき)
6位は「伊吹」。2023年名前ランキングでは76位という順位ですが、2024年上半期の名前ランキングでは65位。今後の動向が注目されます。
「春の息吹」という言葉があるように、「いぶき」は物事のおとずれや兆しを表す言葉。希望や夢を感じさせる名前です。
7位 悠月(主なよみ:ゆづき)
「悠月」が7位にランクインしました。2023年の人気名前ランキングでは81位ですが、「ゆづき」というよみは女の子にも人気のジェンダーレスネームです。
ヤ行で始まる名前は、やさしくあたたかみのある印象に。また、「月」という漢字を用いることで美しく神秘的なイメージの名前になっています。女の子にも名付けられることが多いジェンダーレスネームでもあります。
8位 善(主なよみ:ぜん)
8位に入ったのは「善」でした。2023年の人気名前ランキングでは78位、2024年上半期の名前ランキングでは70位にランクインしています。
「善」は道徳的に正しいこと、良いと考えられる行為や状態を表す漢字です。「正しい道を進む力を持ち、喜びに満ちた人生を送ってほしい」といった、パパ・ママの願いが感じられます。
9位 梛(主なよみ:なぎ)
9位は「梛」。1位の「凪」に続き、同じよみの名前がランクインしました。2023年名前ランキングでは100位以下でしたが、2024年上半期のランキングでは80位。これからさらに人気が高まりそうです。
「梛」は、マキ科の樹木の「ナギ」を表します。境内などに植えられる常緑樹の高木で、「まっすぐ立派に育つように」と名付けに用いられることもあるようです。
10位 柚希(主なよみ:ゆずき)
10位には「柚希」がランクインしました。2023年名前ランキングでは200位以下でしたが、2024年上半期のランキングでは80位。今年の大躍進が期待されます。
「柚」は冬に熟す香りが良い実。香り高いのに料理の味を引き立てることから、個性的でいて協調性もある子に育つようにと、近年名付けに人気の漢字です。女の子の名付けに多いジェンダーレスネームでもあります。
2024年上半期生まれの男の子に人気だった「濁音ネーム」ランキングTOP10のうち、7つが漢字一文字の名前、6つが二音のよみという結果に。男の子の名付けでは「濁音ネーム」×「一文字ネーム」×「二音ネーム」がトレンドのようです。これからの男の子の名前を考える方は、参考にしてみてくださいね。
古風な名前が人気「濁音ネーム」ランキング!今女の子に人気の名前は?<上半期>
2024年1月から5月に誕生した女の子17,765名の名前を大調査! 2024年上半期、女の子に人気の「濁音ネーム」を発表します。
名前に濁音がつく「濁音ネーム」は、発音すると強く響くため、印象的で個性的な名前になります。女の子の「濁音ネーム」は、古風な雰囲気のある「レトロネーム」が多くランクインしていました。
1位 紬(主なよみ:つむぎ)
2024年上半期に最も人気だった濁音ネームは「紬」でした。上半期名前ランキングでは2位。2023年名前ランキングでは4位、2022年は8位と近年大人気の名前です。
「紬」は高級な絹織物を指し、古風で上品なイメージの名前になります。繭から糸を引き出すことを表す漢字の成り立ちから、物事の糸口を引き出すという意味もあり、どこか知的で凛とした印象も与えます。
2位 結月(主なよみ:ゆづき)
「結月」が2位にランクイン。上半期名前ランキングでは20位でした。2023年・2022年ともに年間名前ランキングでは11位に入っており、安定した人気があります。
「結」は結ぶこと、物事をまとめて締めくくること、植物が実をつけることなどを表す漢字。そこに光り輝く「月」を組み合わせることで、美しく幻想的な名前になっています。
3位 紬希(主なよみ:つむぎ)
3位にランクインしたのは「紬希」。上半期名前ランキングでは22位。1位の「紬」に続き、同じ漢字を用いた同じよみの名前がランクインしました。2023年名前ランキングでは15位、2022年は33位と、年々順位を上げています。
高級な絹織物を指す「紬」に、「まれ」「少ない」「めずらしい」という意味を持つ「希」という漢字を組み合わせることで、より貴重で大切な存在であることを表しています。
4位 凪(主なよみ:なぎ)
4位は「凪」。上半期名前ランキングでは23位です。2023年の名前ランキングでは24位、2022年は23位ですが、今年はさらに人気が高まりそうです。ジェンダーレスネームとしても人気で、男の子にも女の子にも多く用いられています。
「凪」は、風が止まり穏やかな状態を表す漢字。どのようなときでも穏やかに平和に過ごしてほしい、という願いが感じられます。
5位 楓(主なよみ:かえで)
5位に入ったのは「楓」。上半期名前ランキングでは25位。2023年名前ランキングでは22位、2022年は17位でした。楓は秋になると美しく紅葉することから、例年秋冬生まれのお子さんの名付けに人気の名前です。
「楓」は落葉樹の一種で、実に羽のようなものがついていることから、「自立して大きく羽ばたいてほしい」という願いも感じられます。
6位 柚葉(主なよみ:ゆずは)
6位には「柚葉」がランクインしました。上半期名前ランキングでは28位。2023年の名前ランキングでは25位、2022年は20位に入っている「葉止めネーム」の一つです。
「柚」は料理の味を引き立てることから、個性的でありながらも協調性がある存在になりますようにという願いが込められることもあるようです。
7位 凪咲(主なよみ:なぎさ)
7位に入ったのは「凪咲」。上半期名前ランキングでは32位。4位の「凪」に続き、同じ漢字を用いた名前がランクイン。2023年名前ランキングでは26位、2022年は45位と、近年人気が高まっています。
風が止まり穏やかな状態を表す「凪」に「咲」という漢字を組み合わせることで、より華やかで女の子らしい印象になっています。
8位 鈴(主なよみ:すず)
8位にランクインしたのは「鈴」。上半期名前ランキングでは47位。2022年名前ランキングでは64位、2023年は43位と、年々人気が高まっている名前です。
「鈴」のかわいらしい音色を連想させ、華やかで愛らしい印象の名前に。また、日本的で古風な雰囲気を持つレトロネームでもあります。女優の広瀬すずさんが同じよみで活躍されています。
9位 椿(主なよみ:つばき)
9位にランクインしたのは「椿」。上半期名前ランキングでは58位。2022年・2023年ともに名前ランキングの100位以内に入っておらず、今年の動向に注目されます。
「椿」は寒さに強く、美しい花を咲かせる常緑樹。「木」偏に「春」という漢字であることから、冬から春にかけて増加する名前です。
10位 柚月(ゆづき)
10位は「柚月」。上半期名前ランキングでは64位。2位の「結月」に続き、同じよみの名前がランクインしました。また、6位の「柚葉」に続き「柚」という漢字を用いた名前です。2023年名前ランキングでは56位、2022年は98位に入っています。
「柚」という漢字を用いることで、香り高く日本的な印象に。「月」という漢字を組み合わせることで、神秘的な雰囲気も感じさせます。
女の子の濁音ネームは、ほとんどが古風で和風なレトロネームでした。 「紬」「柚」「月」「凪」という漢字が複数ランクインしており、トレンドとなっています。また、「柚」「楓」「椿」など日本の冬を象徴する植物を表す漢字も見られ、季節感のあるランキングとなりました。これから女の子の名前を考える方は参考にしてくださいね。
古風な名前が大人気♡「レトロネーム」ランキング!今女の子に人気の名前は?
2024年上半期に誕生した女の子の赤ちゃん17,765名の名前から、人気の「レトロネーム」よみランキングを紹介します。
1位 つむぎ
レトロネームよみランキング1位は「つむぎ」でした。上半期よみランキングでは3位。2022年よみランキングでは11位、2023年は2位と、年々人気が高まっている名前です。「紬」「紬希」「紬葵」といった漢字のほか、「つむぎ」とひらがなでの名付けも人気。
また、最近では男の子の名付けにも見られるようになり、ジェダーレスネームとしても人気が出ています。
「紬」は高級な絹織物のこと。繭から糸を引き出すことを表す漢字の成り立ちから、物事の糸口を引き出すという意味があり、上品で知的な印象を与えます。
2位 こはる
2位にランクインしたのは「こはる」でした。上半期よみランキングでは6位。2022年のよみランキングでは9位、2023年は7位と、毎年人気の高い名前です。「心春」「心陽」「心晴」「小春」といった漢字が多く用いられていました。よみに「はる」がつくことから、毎年春生まれの女の子に人気のよみです。
また、最初に「こ」を付けることでどこか古風で日本的な印象に。有名人では、ダンサーの菅原小春さんなどが同じよみで活躍されています。
3位 ふうか
3位の「ふうか」は、2022年のよみランキングでは21位、2023年は13位に入っており、人気が高まっている名前です。上半期よみランキングでは12位。「風花」「楓華」「楓花」といった漢字が人気でした。
「ふう」という響きの爽やかさとかわいらしさと、「か」で止めるスタイリッシュで賢い印象が組み合わさり、バランスの良い名前に。同名の有名人では、女優の小芝風花さんが活躍されています。
4位 さくら
4位に入ったのは「さくら」。上半期よみランキングでは14位。2022年のよみランキングでは24位、2023年は23位と安定した人気があり、毎年春生まれの女の子に多く名付けられます。「咲良」「桜」「桜空」「さくら」などが人気でした。
古くから日本の春の象徴として親しまれる「桜」を連想させ、凛とした美しさや華やかさを感じさせます。
5位 あおい
5位にランクインしたのは「あおい」。上半期よみランキングでは15位でした。2022年よみランキングでは5位、2023年は9位と、毎年ランキング上位に入る人気のよみです。「葵」「蒼依」「碧」「葵衣」といった漢字が多く用いられており、男の子の名付けにも人気のジェンダーレスネームとしても知られます。
ア行が続く名前は、おおらかで開放感のある印象に。また、「あおい」というよみで多く用いられる「葵」はアオイ科の植物を指し、太陽に向かって育ち可憐な花を咲かせることから、明るく元気にすくすくと育ちますようにという親御さんの願いが感じられます。
6位 いちか
6位にランクインしたのは「いちか」。上半期よみランキングでは16位。2022年のよみランキングでは10位、2023年は14位に入っており、「一華」「一花」「一樺」といった漢字が人気です。
「一」と花を表す漢字を組み合わせることで、凛とした美しさを持つ一輪の花を連想させます。また、「か」で止めることでキリッとした印象になり、スタイリッシュな印象になります。
7位 いろは
7位には「いろは」がランクインしました。上半期よみランキングでは19位。2022年のよみランキングでは19位、2023年は16位と、近年安定した人気を誇ります。「彩葉」「彩羽」「彩晴」といった漢字のほか、ひらがなで「いろは」という名付けも多いようです。
「いろは」というよみは「いろはにほへと」から始まる「いろは歌」を連想させ、古風な印象に。また、「いろ」という響きが「色」を連想させ、美しく多彩なイメージを与えます。
8位 あかり
8位にランクインしたのは「あかり」。上半期よみランキングでは21位でした。2022年よみランキングでは15位、2023年は12位に入っており、「光莉」「朱莉」「明莉」といった漢字のほか、「あかり」とひらがなでも多く名付けられていました。
「あかり」という響きはやさしく灯るあかりを連想させることから、明るく素直な人になりますようにというママ・パパたちの思いを感じます。
9位 いと
9位は「いと」。上半期よみランキングでは24位。2022年よみランキングでは30位、2023年は27位にランクインしており、「絃」「依采」「依都」「糸」などの漢字が用いられていました。
「いと」は「糸」を連想させます。見た目の繊細さとは裏腹、補い合うことで強さと美しさが生まれます。凛とした美しさや、芯の通った人柄を感じさせる名前です。
10位 りこ
レトロネームのよみランキング10位には「りこ」がランクイン。上半期よみランキングでは25位。2022年のよみランキングでは18位、2023年は22位に入っており、「莉子」「莉瑚」「梨心」といった漢字が人気でした。
ラ行で始まる新鮮さと、「こ」で止める古風な印象が合わさり、上品さと無邪気さが併存した名前に。女優・モデルの成海璃子さんが同じよみで活躍されています。
2024年上半期のレトロネームよみランキングでは、「花」「桜」「葵」といった植物にちなんだ漢字を用いた名前が多くランクインしていました。これからご出産予定の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
近年赤ちゃんの名付けには、かわいらしく呼びやすい「二音ネーム」が大人気! 特に女の子の名付けでは「な」や「い」で止める二音ネームがトレンドとなっています。
赤ちゃんの名前の動向を毎月調査・発表!新生児の名づけのトレンドや人気ランキングをお伝えしています。…
2024年上半期に生まれた女の子17,765名の名前から、人気の「二音ネーム」
1位 えま
2024年上半期に生まれた女の子で最も多かった二音ネームは「えま」でした。2021年から3年連続で年間よみランキング1位に輝いており、近年大人気のよみです。「咲茉」「愛茉」「咲舞」「永茉」などの漢字で名付けられていました。
「えま」という響きは、外国でも「Emma」としてよく名付けられることから、国を限定せず、親しみやすい名前です。ハリウッド女優のエマ・ワトソンも「エマ」という響きを持ち、世界的に活躍しています。
2位 さな
2位には「さな」がランクインしました。年間よみランキングでは、2022年4位、2023年は3位と年々人気が高まっています。「紗奈」「紗菜」「咲那」「紗凪」といった漢字が人気。
爽やかで上品な印象を与える「サ」の音に、明るくあたたかみのある「ナ」の音を組み合わせることで、魅力的な女の子をイメージさせます。有名人では、韓国のアイドルグループTWICEのサナさんが同じよみで活躍されています。
3位 みお
3位にランクインしたのは「みお」。2022年のよみランキングでは2位、2023年は4位と、2年連続でTO5入りを果たしている大人気のよみです。「美桜」「澪」「未桜」「実桜」などの漢字で名付けられています。
マ行で始まる名前は、やさしくあたたかみのある印象に。有名人では、女優の今田美桜さんが同じよみで活躍されています。
4位 めい
4位に入ったのは「めい」。2022年のよみランキングでは3位、2023年は5位と、毎年人気のよみです。「芽依」「芽生」「芽郁」「芽衣」といった漢字で名付けられています。
「めい」という響きが呼びやすく、親しみやすさを感じさせます。スタジオジブリのアニメ『となりのトトロ』のメイちゃんをイメージするかたも多いのではないでしょうか。有名人では、女優の永野芽郁さんが同じよみで活躍されています。
5位 ゆあ
6位にランクインしたのは「ゆあ」。2022年のよみランキングでは14位、2023年は11位に入っており、毎年安定した人気を誇る名前です。「結愛」「結彩」「結葵」「唯愛」などの漢字が用いられていました。
やさしく優雅な印象を与える「ゆ」に、開放感のある「あ」を組み合わせることで、華やかでかわいらしい二音ネームに。女優・新川優愛さんが同じよみです。
6位 りお
6位には「りお」がランクインしました。2022年のよみランキングでは6位、2023年は8位と、毎年TOP10入りを果たしている人気の名前です。「莉緒」「莉央」「凛桜」といった漢字で名付けられていました。
「りお」という名付けに人気の「莉」という漢字は、ジャスミンを表す「茉莉花」の一文字。香り高く可憐な花を咲かせるジャスミンを連想させます。また、春生まれのお子さんには「お」というよみに「桜」を用いた名付けも多く見られました。
7位 ひな
7位の「ひな」は、2022年のよみランキングで17位、2023年は18位にランクインしていたよみです。「陽菜」「日奈」「陽凪」といった漢字のほか、「ひな」とひらがなでの名付けも見られました。
「ひな」というよみは「雛」を連想させ、愛らしく親しみやすい印象に。また、「陽」や「日」といった漢字が多く用いられていることで、明るく健やかなイメージも与えます。
8位 すい
8位には「すい」がランクインしました。2022年のよみランキングでは48位でしたが、2023年は18位へと人気が急上昇した注目の名前です。「翠」「珠依」「穂」といった漢字が人気です。
「翠」は「翡翠」などに用いられ、深く美しい緑色を表す漢字。また、「すい」という響きが新鮮で、みずみずしい印象も与えます。また、2023年男の子のよみランキング99位にもランクインしており、男女どちらにも名付けられるジェンダーレスネームでもあります。
9位 ゆい
9位にランクインしたのは「ゆい」。2022年のよみランキングでは7位、2023年は6位と、女の子の定番人気となっている名前です。「結衣」「結」「唯」「結唯」といった漢字が用いられていました。
「結」という漢字は、「結ぶ」という意味のほかに「物事をまとめて締めくくる」「植物が実をつける」という意味も持ち、縁起の良い漢字。2023年女の子の名付けに人気の漢字ランキングでは1位に輝いています。
10位 えな
10位は「えな」でした。2023年のよみランキングでは30位という順位でしたが、今年はさらに人気が出そうです。「瑛菜」「依奈」「咲奈」といった漢字のほか、「えな」とひらがなでの名付けも見られます。
「えな」という響きが新鮮で、今どき感のある名前です。
2024年上半期に生まれた女の子に人気だった「二音ネーム」よみランキングには「さな」「ひな」「えな」と「な」で止まる「な止めネーム」と、「めい」「すい」「ゆい」と「い」で止まる「い止めネーム」がそれぞれ3つランクインしており、近年のトレンドが表れていました。これからの女の子をご出産予定の方は、参考にしてみてくださいね。
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1位 りく
男の子に最も人気だった二音ネームは「りく」でした。2022年の人気のよみランキングでは2位、2023年は3位と、毎年大人気の名前です。主に「凌久」「理玖」「陸」という漢字で名付けられていました。
「りく」というよみは「大陸」を連想させ、広く雄大なイメージに。包容力や力強さ、スケールの大きさを感じさせる名前です。
2位 そら
2位にランクインしたのは「そら」。2022年のよみランキングでは8位、2023年は7位と人気の高い名前で、女の子にも名付けられるジェンダーレスネームの一つです。男の子では「蒼空」「空」「奏良」「想空」といった漢字が人気でした。
「そら」は頭上に広がる大きな空、美しい空を連想させ、伸びやかな印象を与えます。
3位 はる
3位に入ったのは「はる」。2022年のよみランキングでは11位、2023年は13位に入っており、安定した人気を誇る名前です。また、こちらも女の子の名付けにも用いられるジェンダーレスネームの一つでもあります。男の子では「暖」「晴」「陽」「悠」といった漢字が人気でした。
「はる」というよみは「春」を連想させ、特に春生まれのお子さんに毎年多く名付けられる傾向があります。春のイメージから、明るくあたたかい印象に。
4位 さく
4位にランクインした「さく」は、2022年のよみランキングで19位、2023年は18位と、近年安定した人気のある名前。「朔」「朔空」「朔玖」「朔久」などの漢字で実際に名付けられていました。
「朔」は月の最初の日を表す漢字で、「始まり」や「新たなスタート」を感じさせます。「さく」というよみも新鮮です。
5位 りと
「りと」が5位にランクイン。2022年のよみランキングでは35位、2023年は22位で、近年人気が高まっている注目の名前です。「理翔」「理斗」「璃翔」「莉叶」といった漢字が人気のよう。
ラ行で始まるみずみずしさ、そして男の子の名付けで人気の「と止めネーム」の安定感を組み合わせた名前で、トレンド感満載。今後さらに人気が高まりそうです。
6位 るい
6位は「るい」。2022年のよみランキングでは21位、2023年は23位に入っています。「琉生」「流偉」「類」「塁」などの漢字で名付けられているようです。
ラ行で始まる名前は、今どき感があり格好いい印象に。有名人では、プロバスケットボールの八村塁選手が同じよみで活躍されています。
7位 なぎ
7位には「なぎ」がランクインしました。2022年のよみランキングでは42位、2023年は30位に入っており、少しずつ順位を上げている注目の名前です。また、「なぎ」は女の子の名付けでも人気のジェンダーレスネームです。男の子には「凪」「梛」「凪葵」「梛希」などの漢字で名付けられていました。
「凪」という漢字は、風や波が静まる様子を意味します。穏やかで、落ち着いた印象や、やすらぎを感じさせる名前です。
8位 あお
8位にランクインしたのは「あお」。2022年のよみランキングでは16位、2023年は12位と近年人気の二音ネームで、こちらもジェンダーレスネームの一つです。男の子では「碧」「蒼」「碧桜」「蒼央」といった漢字が人気です。春生まれの男の子には「桜」を用いた「碧桜」が多く名付けられていました。
「碧」は、自然の生み出す美しい青緑色を表す漢字。また、「蒼」という漢字は草木が生い茂る様子を表す漢字です。同じよみの有名人では、プロサッカー選手の田中碧(たなか あお)選手が活躍しています。
9位 れん
9位は「れん」でした。2022年のよみランキングでは29位、2023年は19位と、年々順位を上げています。今年は女の子にも多く名付けられており、ジェンダーレスネームとしても人気が高まっています。男の子は「蓮」「廉」「漣」「錬」といった漢字が人気でした。
「れん」という響きは、洗練された印象を与えます。有名人では人気アイドルグループSnow Manの目黒蓮さんも同じ名前で活躍されています。
10位 せな
10位に入ったのは「せな」でした。2022年よみランキングでは37位、2023年は31位にランクインしています。また、女の子にも用いられるジェンダーレスネームの一つでもあります。男の子は「惺凪」「星那」「晴凪」「世梛」などの漢字で名付けられていました。
サ行で始まる名前は、爽やかで上品な印象に。さらに「な」で止めることで、やさしく親しみやすい印象も加わります。
2024年上半期生まれの男の子に人気の「二音ネーム」ランキングには、「そら」「はる」「なぎ」「あお」「れん」「せな」といったジェンダーレスネームが多くランクインしていました。
また、「りく」「りと」「るい」「れん」など、ラ行で始まる名前も人気のようです。これからの名付けの参考にしてくださいね。
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今では、私も夫も笑い話になりました。その名前にしてなくてよかったね〜、付けてたら呼ぶたびに当時の彼女を思い出すかもしれないもんね〜と。この体験で、お互い過去に深く関わった人の名前を子どもに付けるのはやめようと話し合いました。
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男の子の名前は、力強く落ち着いた印象になる「と止めネーム」が大人気! 特に三音の「と止めネーム」がトレンドのようです。
1位 はると
2024年上半期に最も多かった「と止めネーム」は「はると」でした。2018年以降の年間よみランキングで、なんと6年間連続で1位に輝いている大人気のよみです。「陽翔」「大翔」「陽大」「陽斗」といった漢字が用いられていました。
「はる」というよみは「春」を連想させ、あたたかく明るい印象に。また、「と」という止め字を用いることで、男の子らしい力強さのあるイメージになります。
2位 みなと
「みなと」が2位にランクイン。2022年の年間よみランキングでは5位、2023年は2位と、こちらも毎年人気の高いよみです。「湊」「湊斗」「湊翔」「奏翔」などで名付けられていました。
「みなと」は、水上航路の集まる場所を表す湊や港を連想させ、「人気者になりますように」と願って名付けるパパ・ママも多いようです。海の爽やかさや雄大さも感じさせます。
3位 あおと
3位にランクインしたのは「あおと」。年間よみランキングでは2023年・2022年ともに4位と大人気。「碧斗」「蒼大」「碧人」「蒼翔」といった漢字が人気のようです。
近年、名付けで人気の高い「あお」という響きを用いたトレンド感のある名前。空や海、草木の「青」を連想させ、爽やかな印象になります。
4位 ゆいと
4位に入ったのは「ゆいと」。2022年のよみランキングでは3位、2023年は5位と、毎年大人気のよみです。主に「結翔」「結斗」「唯斗」「唯翔」などの漢字で名付けられています。
「ゆい」というやさしい印象のある音に、強さを感じる「と」という止め字を組み合わせることで、やさしさと力強さが融合した名前になっています。
5位 りと
5位には「りと」がランクイン。2022年よみランキングでは35位という結果でしたが、2023年は22位にランクアップしており、人気が高まっているよみです。「琉翔」「理仁」「理人」といった漢字が特に人気でした。
ラ行で始まる今っぽさと、と止めネームの安定感を組み合わせた、トレンド感満載のよみ。今回のランキングのなかで、唯一の二音ネームとなりました。
6位 ゆうと
6位に入った「ゆうと」は、2022年のよみランキング12位、2023年は10位と、安定した人気のある「と止めネーム」。「悠斗」「悠人」「悠翔」「優斗」といった漢字が人気でした。
「ゆう」とよむ漢字は、広大な自然や時の流れを表す「悠」がトレンド。プロサッカー選手の長友佑都さんも、同じ「ゆうと」というよみで活躍されています。
7位 かなと
7位は「かなと」でした。2022年のよみランキングは26位、2023年は34位と、TOP10には入ってはいないものの今後注目される名前です。「奏翔」「叶翔」「奏斗」「奏人」などの漢字で名付けられています。
カ行のはっきりとした響きの音を用いることで、元気で明るい印象に。願いが叶うことを表す「叶」や、音を揃えて出す意味の「奏」など、用いられている漢字も明るく希望を感じさせます。
8位 あやと
「あやと」が8位にランクイン。2022年・2023年ともによみランキングでは24位に入っており、「絢斗」「綾人」「彩人」「綾斗」といった名前で名付けられていました。
「あや」という響きがどこか芸術的でやさしい印象を与え、ジェンダーレスな雰囲気に。そこに「と」という止め字を組み合わせることで、凛々しい印象になっています。
9位 かいと
9位に入ったのは「かいと」。2022年のよみランキングでは15位、2023年は17位に入っており、「快斗」「海斗」「海翔」といった名前が人気です。
海のように爽やかで心の広い男の子になるようにと、パパ・ママの願いが感じられます。また、英語で「kite」は「凧」を意味します。大空を大きく羽ばたき活躍してほしい、といった願いを込めて名付けた親御さんも多いでしょう。
10位 りくと
10位にランクインしたのは、「りくと」でした。2022年・2023年ともによみランキングでは38位にランクインしており、安定した人気があります。特に「陸斗」「陸人」「睦人」「陸翔」といった漢字が用いられています。
「りく」という響きが「陸」を連想させ、大地の生命力を感じさせます。そこに「と」という止め字を組み合わせることで、より力強い印象になります。
「と止めネーム」ランキングTOP10のうち、9つが三音ネームという結果に。また、「と」という止め字には「翔」「斗」「人」という漢字が人気でした。これからの名付けの参考にしてみてくださいね。
華やかでかわいい♡「フラワーネーム」ランキングTOP10!今女の子に人気の名前は?<上半期>
近年女の子の赤ちゃんの名付けで人気となっている「フラワーネーム」。花にちなんだ漢字やよみを取り入れることで、明るく愛らしい印象の名前になります。
名前・名づけ
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2024年上半期(1〜5月)に誕生した女の子の赤ちゃん17,765人の名前から、花にまつわる漢字やよみの「フラワーネーム」ランキングTOP10を紹介します。
1位 陽葵(主なよみ:ひまり)
最も人気だったフラワーネームは「陽葵」でした! 2023年・2022年ともに年間名前ランキングで1位の人気ネームは、今年もその人気ぶりは健在。「ひまり」というよみは、ひだまりやひまわりを連想させ、明るい人柄を感じさせます。また、男女どちらの名前にも用いられるジェンダーレスネームとしても知られています。
「葵」は太陽に向かって育ち、可憐な花を咲かせるアオイ科の植物のこと。明るくすくすくと育つイメージから、近年名付けに人気です。
2位 葵(主なよみ:あおい)
2位にランクインしたのは「葵」。1位の「陽葵」に続き、「葵」という漢字を用いた名前がランクインしました。2022年の人気の名前ランキングでは3位、2023年は11位と、近年大人気のフラワーネームです。
「葵」も人気のジェンダーレスネームの一つ。同名では、女優の森川葵さんが活躍されています。
3位 陽菜(主なよみ:ひな)
3位には「陽菜」がランクインしました。年間名前ランキングでは2022年は9位、2023年は10位と、毎年女の子に人気の名前です。
「ひな」という響きは「雛」を連想させ、愛らしさを感じさせます。また、春に黄色の愛らしい花を咲かせる菜の花の「菜」を用いた、「菜の花ネーム」としても人気の名前です。
3位 結菜(主なよみ:ゆな、ゆいな)※同率
同率で3位に入ったのは「結菜」。「陽菜」に続き、「菜の花ネーム」がランクインしました。2022年名前ランキングでは6位、2023年は7位と、TOP10入り常連の人気の名前です。
「結」は結ぶこと、物事をまとめて締めくくること、植物が実をつけることなどを表し、「菜」は春に花を咲かせる菜の花の意味。「ゆな」「ゆいな」という響きもかわいらしい印象です。
5位 美桜(主なよみ:みお)※同率
5位は「美桜」。2022年名前ランキングでは27位、2023年は29位に入っています。「桜」という漢字が使われており、春生まれの女の子に特に人気の名前です。
「みお」というよみがみずみずしい印象も与え、全体として麗しい「サクラネーム」になっています。同名では、女優の今田美桜さんが有名です。
5位 咲良(主なよみ:さくら)※同率
同率で5位に入ったのは「咲良」。「桜」が用いられている「美桜」に続き、「さくら」とよむ「咲良」も人気の「サクラネーム」の一つです。年間名前ランキングでは2022年は20位、2023年は18位に入っています。
「咲」は「笑う」を表す漢字でもあります。そこに「良」という漢字を組み合わせることで、前向きで清らかな人を連想させます。有名人では、アイドルの宮脇咲良さんが同名で活躍されています。
7位 咲茉(主なよみ:えま)
7位には「咲茉」がランクインしました。2022年名前ランキングでは12位、2023年は14位と、近年とても人気のある名前です。「えま」というよみは、年間ランキングで2021年以降3年連続で1位となっている今最も人気のあるよみです。
「茉」は「茉莉花」の1文字で、ジャスミンという花を指す漢字。そこに「咲」という漢字を組み合わせることで、美しい花が咲く様子を連想させます。
8位 六花(主なよみ:りっか)
7位は「六花」。 2022年・2023年ともに名前ランキングでは76位でしたが、今年に入ってから一気に人気が高まっています。
「六花」は雪を表し、雪の結晶が六角形で花のように美しいことからそう呼ばれるようになったよう。同名では、女優の伊原六花さんが活躍されています。
9位 莉子(主なよみ:りこ)
9位にランクインしたのは「莉子」。2022年名前ランキングでは7位、2023年は9位に入っており、近年TOP10入りを続けている非常に人気の高い名前です。
「莉」は、ジャスミンを表す「茉莉花」の一文字。7位の「咲茉」に続き、「茉莉花」の一文字が用いられた名前です。また、古風な雰囲気を感じさせる「レトロネーム」でもあります。
10位 風花(主なよみ:ふうか)
10位に入ったのは「風花」。2022年名前ランキングでは58位、2023年は34位と、年々順位を上げている注目の「フラワーネーム」です。また、響きが古風な印象を与える「レトロネーム」でもあります。
「風」の清々しい空気感と、色とりどりに咲く「花」を連想させる、季節感のある名前です。
「葵」を用いた名前が2つ、「菜」を用いた名前が2つ、「桜」という漢字や「さくら」というよみを用いた名前が2つ、「茉莉花」の漢字を用いた名前が2つ、「花」を用いた名前が2つと、上半期のフラワーネームのトレンドは5つのパターンに分類されました。これから女の子をご出産予定の方は、参考にしてみてくださいね!
「フラワーネーム」が大人気♡女の子の名前漢字ランキング、今の人気は?
ママトピ
名づけ
2024年上半期生まれの女の子の名前を大調査!この上半期に生まれた女の子の名前では、花にまつわる漢字を使った名前が増加していました。
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2024年1月から5月に誕生した女の子17,765名の名前から、人気の名前の漢字ランキングを発表します。
「フラワーネーム」が人気♡
2024年上半期、女の子の漢字ランキングTOP3は、1位「花」、2位「結」、3位「菜」という結果でした。この上半期、女の子の名前は花を連想する「フラワーネーム」が人気に。漢字ランキングでは「花」が首位になったほか、3位「菜」、6位「莉」、10位「咲」といったフラワーネーム関連の漢字がTOP10にランクインしました。
「花」を用いた名前は、17位「六花(りっか)」、32位「風花(ふうか)」、36位「花音(かのん)」、50位「百花(ももか)」、64位「花(はな)」、73位「一花(いちか)」、88位「瑠花(るか)」、94位「和花(のどか)」とTOP100内に計8つもランクイン。849名の名付けに「花」が用いられました。
「桜」を用いた名前が増加
例年桜が満開を迎える春に「桜」を用いた「サクラネーム」が増加することから、2022年・2023年の年間漢字ランキングで17位だった「桜」が、上半期漢字ランキングでは11位へランクアップしました。
「桜」を用いた名前は10位「美桜(みお)」のほか、58位「桜(さくら)」、68位「未桜(みお)」、80位「凪桜(なぎさ)」、94位「凛桜(りお)」など203種類のバリエーションで、646名の女の子に名付けられていました。
大谷翔平選手の漢字が圧倒的1位!男の子の名前ランキング!今人気なのは?<上半期>
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2024年上半期、男の子の名前の漢字ランキングTOP10を発表します。
大谷翔平選手の漢字「翔」が圧倒的No1!
2024年上半期男の子の漢字ランキングTOP3は、1位「翔」、2位「斗」・「陽」。日本人史上初(アジア人史上初)2回目のMVPを受賞し、今年結婚を発表して大きな話題になったロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の名前にも使われている漢字「翔」が圧倒的人気です。2024年上半期でなんと1,060名の男の子の名前に用いられました。
「翔」を用いた名前は、上半期男の子の名前ランキングTOP10に同率8位「陽翔(はると)」・「結翔(ゆいと)」と、2つの名前がランクインしていました。
性差を感じさせない「ジェンダーレスネーム」が人気
近年男の子の名前では男女の性差を感じさせない「ジェンダーレスネーム」が人気。男の子の漢字ランキングTOP10のうち、2位「陽」、4位「真」、8位「悠」、9位「蒼」、10位「空」の5つの漢字が、女の子の漢字ランキングTOP100にランクインしていました。
名づけで重視する点はさまざまですが、夫婦間でルールを決めておくのもいいですよね。2人の間で意見のすれ違いを減らし、納得した上で名前を決めたいですね。