ボジョレーヌーボー

ボジョレーヌーボーとはフランスのブルゴーニュ地方の南部、ボジョレー地域で生産される赤ワインです。
収穫されたぶどうをその年の内に仕込むため、非常にフレッシュな味わいです。

収穫間もない「ガメイ種」から醸造される新鮮なワインですが、初めて世に販売されたのは1967年にフランスの政府に販売を認められたのが最初とされています。
元々1800年代からボジョレー地区の地元民には親しまれて飲まれていました。

そんなローカルなワインでしたが、発売されるとレストランなどを中心としたブームが巻き起こり注目を集めます。
1970年代には輸出事情の発達も手伝い、世界中で飲まれる事となりました。

日本へは航空便の輸出が開始されたのが1976年です。その後には日本でもブームが広がり、バブル経済にも乗って1980年代には発売日近辺の盛り上がりが絶頂となります。
ボジョレーヌーボーは毎年11月の第三木曜日に解禁されますが、最初は解禁日の日付が決まっていました。

解禁日の日付が固定された理由として、他よりも早く出荷して売り上げに繋げようと各メーカーが争う中で、充分に出来でいない状態のワインを出荷するメーカーまで現れた事とされます。
当初は11月11日が解禁日とされていましたが、その後に11月15日に改められました。

曜日を木曜日としたのは、日付を固定した場合にはその年度によっては週末の土曜、日曜に重なる事があります。
その場合、ボージョレを扱うお店やレストランが休みの場合が多く、売り上げが大きく変わってしまうためだとされます。
ボジョレーはワインの製造の仕方にも特徴があります。

マセラシオンカルボニック製法として、日本語訳すると炭酸ガス浸潤法となります。
収穫したぶどうを通常は破砕した上で発酵させます。

しかし、マセラシオン製法は破砕をせずに大きなタンクにぶどうを入れていき、重みによって他のぶどうを潰していきます。
潰されたぶどうの果汁が流れ出し、発酵が自然と起こります。

それによって炭酸ガスが作られ、タンク内が炭酸ガスで充満されます。その中の潰れていないぶどうの皮からも成分が出るという事を利用した製法です。
マセラシオン製法で作ったワインは、タンニンが少なく苦味などが他の製法のワインよりも少なくなります。

ライトでフレッシュな仕上がりになり、ボジョレー特有のまろやかでフルーティーな味わいとなります。
ボジョレーは毎年のようにキャッチコピーが作られ、その年度の出来具合の評価がされるというのが定番ともなっています。

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