夏の絶景へ「登山・ハイキング」花々が咲きほこる 人気ランキング

涼を求めたくなる夏は、海に行くか山に行くか判断に迷いますね。そこで今回は、夏こそ緑豊かな山へと心が動いている方のために、阪急交通社が実施した6月~8月の登山・ハイキングの人気スポットランキングをご紹介します。
美しい木々の緑と青空とのコントラストを楽しむ、夏らしいお出かけの参考にしてみてくださいね。

第9位 千畳敷カール/長野県

長野県「千畳敷カール」は中央アルプスにあり、このお菓子のような名前「カール」とは、氷河期にできたお椀状の地形のことを指します。

高山植物の宝庫でもあり、夏にはコマクサやチングルマが咲き誇るお花畑が見ものです。

またロープウェイで気軽に行ける、標高2,500m以上の場所から見る雲海も見逃せません。

第9位 上高地/長野県

千畳敷カールと同率9位となった長野県「上高地」は、日本を代表する景勝地で、「特別名勝」と「特別天然記念物」の2つに認定されています。これは黒部峡谷と上高地だけです。

河童橋を起点にして、大正池までの往復と明神までの往復の2つのルートがあり、大正池ルートでは田代湿原手前のニッコウキスゲ群生地や、湿原のレンゲツツジが見どころ。

明神ルートでは岳沢湿原でのサワラの緑とレンゲツツジの朱のコントラストや、原生林の間からのぞく穂高連峰が見どころです。

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大正池ルートの途中には、上高地の魅力を世界に紹介したイギリス人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフがあるので、ぜひ見に立ち寄ってくださいね。

第8位 乗鞍岳/長野県、岐阜県

「乗鞍岳」とは標高3,026mの剣ヶ峰を最高峰とする、峰と湖と平原の総称です。乗鞍岳を楽しむコースはいくつかありますが、体力に自信があるなら畳平バス停から剣ヶ峰へ、片道約90分の登山ルートへ。

ゆっくり散策したいのであれば、バス停からお花畑へどうぞ。一周30分の木道があり、7月中旬から8月上旬の見ごろには、ハクサンイチゲやクロユリなどを楽しめます。

第7位 谷川岳/群馬県、新潟県

日本百名山のひとつとして有名な「谷川岳」は、土合口駅から天神平駅までロープウェイに乗り、そこから天神尾根を縦走で往復するコースで「トマノ耳」と「オキノ耳」の2つのピークから360度の眺めが楽しめます。

天神平駅のまわりはお花畑が広がっており、6月から8月にかけてはニッコウキスゲ、トリカブト、シモツケソウなどが咲きほこります。

第6位 屋久島/鹿児島県

世界自然遺産に登録された有名な島「屋久島」は、樹齢7,200年とされる縄文杉を目指すトレッキングコースが人気です。

約7kmのトロッコ道と3kmの登山道を、途中にあるウィルソン株などのスポットを見ながら歩きます。標高差が600m以上あり、片道5時間の道のりなので、なかなかキツいかも…。

体力に自信のない方は、白谷雲水峡での散策をどうぞ。映画『もののけ姫』のモデルになったといわれる「苔の森」が人気です。

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第5位 鳥海山・蔵王・月山/秋田県、山形県、宮城県

標高2,236mの「鳥海山」は、またの名を「出羽富士」といい、本格的な登山ができます。

「蔵王」の有名スポットは、火山湖の「御釜」ですね。天候などによって湖面の色がエメラルドグリーンやルリ色に変わります。

また「月山」では、4月上旬から7月末にかけて、日本でここだけの夏スキーが可能です。さらに350種類以上ある高山植物を見ることができますよ。

今回の調査を行った阪神交通社では、これら3カ所をめぐるツアーを開催しているため、まとめてランクインしています。

第4位 知床/北海道

まさに大自然な「知床」エリアでは、知床五湖、カムイワッカ湯の滝、フレペの滝、オシンコシンの滝、知床峠、プユニ岬、オロンコ岩、夕陽台。この知床八景が人気です。

知床五湖には高架木道と地上遊歩道がありますが、地上遊歩道は2019年度から改修工場に入ったので利用できないことがあるので、事前にご確認を。

高架木道は往復約1.6kmで所要時間約40分です。知床連山やその先に広がるオホーツク海が望めます。

第3位 富士山/山梨県、静岡県

誰もが知っているだろう「富士山」は、標高3,776mの日本一高い山で、世界遺産に登録されています。日本人なら一度は登ってみたい山かもしれませんね。

登山ルートは4つあり、最も利用者が多いのは吉田ルートです。富士スバルライン5合目を出て、山梨県側の富士山の北側から山頂を目指すルートで、往復約10時間。

河口湖駅や富士山駅から登山口へ向かうバスの数も多く、アクセスはよいほうですね。売店は5軒と、4つのルートのなかでは一番多いのも特徴です。


第2位 利尻島、礼文島/北海道

「利尻島」と「礼文島」は、北海道の西北部の島々です。利尻島の中心にある標高約1,721mの利尻富士は高山植物の宝庫ですが、登山の初心者にはなかなかキツいかも。

体力に自身がない方は、コバルトブルーの湖面が印象的な姫沼から「逆さ富士」を見て満足するのが無難かもしれません。

そして利尻島の北にある礼文島も、高山植物の宝庫です。300種類以上が咲き、「花の浮島」といわれるほど。

レブンアツモリソウやレブンウスユキソウの群生地は、ぜひ見ておきたいところです。礼文島北端のスコトン岬から見る北の海の広さもおすすめですよ。


第1位 尾瀬/群馬県、福島県、新潟県

曲でも知られる「尾瀬」とは、尾瀬ヶ原、尾瀬沼、至仏山、燧ヶ岳などがある盆地の総称です。ハイキングコースはたくさんありますが、初心者には鳩待峠から入って尾瀬ヶ原を歩くコースがおすすめ。

所要時間は約7時間で、ブナの原生林や、尾瀬ヶ原のミズバショウが楽しめますよ。

「歩いた!」という達成感を味わいたい方は、大清水から尾瀬沼と大江湿原に向かうコースへ。ある程度の高低差が難易さを感じさせてくれるので、ヤル気が出ます。

ランクインしたスポットは、おおむね初心者向けです。しかし、山を甘く見てはいけません。出かける前の準備は念を入れて整え、現地では天気や地形のようすに注意しましょうね。

ガイドがつくメニューがあるスポットも多いので、面倒くさがらずに頼むのも良しです。現地の思わぬ話が聞けるかもしれませんよ。

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