ふるさと納税の魅力は、賛否さまざまな意見がありますが、やはり返礼品でしょう。高知県四万十町の場合、黒毛和牛や落花生、秋の味覚栗のスイーツなどに加え鰻を選ぶことができます。町を流れる四万十川は日本三大清流の一つに数えられ、鮎などと共に天然鰻の産地です。
鰻といえば夏バテに効果があるものとされ、世間一般には暑い時期の土用丑の日に食べるものと思われがちです。しかし、天然の場合は冬眠のためや産卵のために海へ下るものが脂が乗って美味しいとされ、10月から12月頃が旬です。このような旬の味わいを閉じ込めた蒲焼を、四万十町へ寄付をすれば返礼品としてもらうことができます。その内容は超特大の蒲焼が2本入って、しかもレギュラーサイズよりも大きいですから食べごたえ十分です。
また臭みが他よりも少ないので魚介類が苦手な方でも喜んでもらえるでしょう。味の良さの証明として、ある年の下半期ふるさと納税ランキングで1位を獲得しています。寄付金の額は2万円以上で何度でも可能なので、気になる方は一度返礼品サイトで確認すると良いでしょう。
気に入った返礼品から自治体を選んでも、寄付の仕方が分からないと品物を受け取れませんので解説します。各自治体により受付方は多少異なりますが、電話やFAX、窓口へ直接訪れる方法に加えインターネットによる申込みが可能です。インターネット上には、いくつかのサイトがありますが、どれでも利用しやすいものを選択して構いません。
申込み方はネットショッピングで買い物をするときと同じ要領なので、初めての方でも難しくはないでしょう。支払い方法は、クレジットカードでOKできます。後日、返礼品および確定申告の際に添付する書類が届くので誤って捨てないよう気をつけましょう。受け取った寄付金受領証明書を添付して確定申告をすると、サラリーマンの場合既に支払った所得税の内の一定額が還付されます。加えて住民税からも控除が受けられるので納税するだけよりも品物が受け取れる分だけお得です。
確定申告をする手間や時間を掛けずに寄付金控除を受けたいならば、ワンストップ特例を申請すると便利です。一定基準以上の所得があるときや寄付を申し込んだ自治体が年間5以上になるときには、この制度を利用できません。この制度は寄付をした自治体に特例制度を利用するための申請書を別途寄付の都度郵送すれば適用されます。その際にマイナンバーの写しが必要なことがあるので準備しておきましょう。