2018年からエンゼルスでプレイする事になった大谷翔平選手はエンゼルスにおいても投手と野手の二刀流と務める事になり、全米の注目を浴びました。
この二刀流というのは高校を卒業後2013年からプレイしていた日本ハムでも行っていたもので、日本プロ野球界においても前例のない出来事でしたので当時は本当に成功するのかと疑問視する声は多かったです。
特に多い意見としては投手か野手どちらかに専念すれば必ず球史に名を残すプレイヤーになるという声で、一般のファンだけではなくプロ野球OBや現役の選手からもそういった声が上がり続けました。
ですが日本ハムでは5年間プレーした結果3割以上の打率を残しながら最優秀防御率のタイトルを獲得した年もあり、結局日本プロ野球での二刀流の挑戦というのは大成功だった訳です。
そしてエンゼルスも投手と野手両方の才能を買って大谷翔平選手を獲得する事を決定し、大谷翔平選手もエンゼルスを選んだが為に2018年からロサンゼルスエンゼルスでプレイする事になったんです。
二刀流としてプレーし続ける上で気になるのは守備の負担はどうするのかという事ですが、大谷翔平選手は日本ハム時代の途中から守備には就かず野手として出場する際にはDHとして出場する事がほとんどでした。
そしてエンゼルスでも野手として出場する時にはDHでプレイする事が決定しましたので、2017年に主にDHでプレイしていたアルバートプホルス選手が一塁手に回る事になったんです。
このアルバートプホルス選手はメジャーリーグでもトップクラスの選手の一人で、そんなトップクラスの選手を一塁手に回してでもエンゼルスは大谷翔平選手を起用したいという考えですので、いかに大谷翔平選手がエンゼルスで期待されているかという事はこれだけで十分にわかります。
またメジャーリーグは基本的に投手は中4日か中5日の登板間隔で投げる事が多いのですが、大谷翔平選手の場合野手でプレイしている事を考慮され中6日の登板間隔となり、投手のローテーションも中6日で投げる大谷翔平選手がいる事を前提に組まれたものとなりました。
このようにエンゼルスでは二刀流として最大限にパフォーマンスを発揮出来るように様々な配慮がされていて、逆に言えば失敗できない環境に大谷翔平選手は身を置く事になりましたので、エンゼルスでどう活躍していくかというのは今後のメジャーリーグを観る上で大きな注目点の一つです。