ガソリン車よりも電気自動車の方がはるかに安く済む理由

ガソリン価格の高騰により、電気自動車へ乗り換えを考えるドライバーが増えている。
充電コストはさまざまな要因に左右されるが、アメリカでは一般的にはガソリン車よりも電気自動車の方がはるかに安く済む

高出力の充電ステーションで充電するよりも、自宅のガレージでの充電する方がコストがかからない。

多くの消費者には、真新しい電気自動車(EV)を買うために4万ドルから6万ドル(約490万円から735万円)もの大金を投じる前に「充電にいくらかかるのか」「ガソリン代は節約できるのか」を知りたいだろう。

購入するEVのモデルや充電する場所にもよりますが、アメリカの場合、一般的にEVの充電は、ガソリン車の給油よりかなり安く済む。また、ガソリン車と同様に、EVでも車種によってエネルギー効率が他より高いモデルもあり、その場合は充電代がより安くなる。また高出力の急速充電ステーションで充電するよりも、家庭でゆっくり充電する方が安くなる傾向があります。

その他にもさまざまな要因が充電コストを左右しますが、このガイドでは基本的な考え方を紹介します。

最も一般的な方法:家庭での充電

アメリカ環境保護庁(EPA)によると、ほとんどのEVは一般的に1kWhで3、4マイル(4.8kmから6.4km)走行できる。アメリカエネルギー情報局によると、2021年の家庭用電気代は平均で1kWhあたり13.73セント(約17円)だった。その価格であれば、月に1000マイル(約1600km)運転する方は、自宅での充電コストが34ドルから46ドル(約4200円から5700円)になります。

航続距離300マイル(約483km)のEVをフル充電するには75〜100kWhが必要です、そのコストには10〜14ドル(約1200~1700円)です。

家庭での充電には先行投資が必要になる事があります。すべてのEVには、壁のコンセントに差し込む家庭用充電ケーブルが付属しているが、それで充電すると非常に時間がかかる。1時間の充電で走行できる距離は、約3〜6マイル(約4.8~9.7km)にしかならない。このタイプの充電は「レベル1」という。

より早く充電するためにも、EVオーナーの多くはよりパワフルな「レベル2」の充電器を導入する。この充電器は240ボルトの回路を使用して、1時間の充電で20〜40マイル(約32~64km)走行できるようになる。テスラ(Tesla)のレベル2充電器は550ドル(約7万円)で、電気工事士による取り付けには750~1500ドル(約9~18万円)の追加料金がかかるという。

コストには利用者の状況によって変化する
電気代は全米各地で大きな差がある。1kWhあたり10セント(約12.3円)を下回る州もあれば、25セント(約30.7円)と高く設定された州もある。

そしてEV車によっては、他より燃費の悪いモデルもある。リビアン(Rivian)のピックアップトラック「R1T」や、ポルシェ(Porsche)のセダン「タイカン(Taycan)」、アウディ(Audi)のSUV「e-tron」などのモデルは、1kWhあたり約2マイル(約3.2km)しか走行できない。

例えばR1Tを所有し、1kWhあたり25.28セント(約31円)の電気代がかかるマサチューセッツ州に住んでいる人は、1000マイル(約1000km)を走行する場合、電力会社に約126ドル(約1万5000円)を支払うことになる。一方、燃費の良いテスラのModel3を所有し、1kWhあたり10セント(約12.3円)の電気代で同じ距離を走行する場合、わずか25ドル(約3000円)しかかからない。

より早い充電のタメにはお金がかかる
DC急速充電器には、30分以内にかなりの距離を走行できる電力を供給する、最速の充電手段です。その利便性ゆえに、家庭用充電器や低速の公共充電ステーションを利用するよりも割高になります。

急速充電器には、さまざまな事業者や支払い方法があるために、正確なコストを算出することは難しい。kWh単位で課金するステーションもあれば、1分単位での課金するステーションもある。また、料金を安くする代わりに会員制にしている事業所も多い。

何があっても電気の方が安い
しかし、どう考えてもEVの充電コストの方がガソリン車の給油代よりもヤスイ。ガソリン価格が1ガロンあたり4ドル(1リットルあたり1.06ドル)を超えて推移している今、EVとガソリン車のコスト差はさらに広がっている。

コンサルティング会社ICFの気候センターが、2022年3月に発表したマイルあたりの燃料費にかんする分析によると、現在、ガソリン車の走行コストは、EVの約3倍となっている。

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