今年、2018年の8月に第100回高校野球大会が阪神甲子園球場で行われます。1915年に第一回大会開始され、
京都二中が初めての優勝校となりそれ以来高校野球は人気を博していきます。1933年(昭和8年)には高校野球の歴史に残る、
兵庫の明石と愛知の中京商が延長25回5時間の試合が繰り広げられました。1942年から1946年までは太平洋戦争で中止されます。
終戦後、野球連盟が立ち上げられ西宮球場にて再開されました。夏の高校野球大会歌「栄冠は君に輝く」も誕生、
一般公募により決まりました。1956年にはナイターが設置され夜でも試合ができるようになり、伊那北と静岡が初めて夜間の試合を行いました。
このころ早稲田実業の王貞治や芸能人として活躍している徳島商の板東英二が甲子園に出場し観客を熱狂させました。
1980年代に入ると早稲田実の荒木大輔が活躍、端正な見た目から女性ファンが急増「大ちゃんブーム」を引き起こした時代でした。
85年には「KKコンビ」と呼ばれる清原、桑田がPL学園で大活躍し、全国制覇も果たす。
1995年1月17日震度7のに阪神淡路大震災で甲子園球場内に、亀裂やひび割れが入る被害を受けるも、
3月のセンバツ高校野球、夏の大会も無事開催することができました。2000年に入ると20世紀から21世紀に変わり、
2001年よりセンバツ高校野球に「21世紀枠」が新設されました。2006年夏には高校野球ファンの記憶に強く残る、
駒大苫小牧と早稲田実業の決勝戦引き分け再試合も繰り広げられ、早稲田が優勝、ハンカチ王子という語句が有名になりました。
組み合わせ抽選会が8月2日に午後4時から大阪市のホールにて行われます。出場校が多いため今回は甲子園練習はありません。
第100回高校野球は8月5日から21日まで、今年は100回の記念大会なので埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪・兵庫・福岡からも2校ずつ出場します。
全部で出場校56校が出そろいます。2018年のセンバツ大会から導入されたタイブレーク制度も盛り込まれます。
史上最多の出場校となる今回の大会のチケット、入場券は阪神甲子園球場入り口にて買い求められます。
これまで無料だった外野席が今年から、有料になり、大人500円、こども100円の価格となりました。
ついに100回を迎える夏の高校野球選手権大会、球児たちの白熱とした熱い戦いが今年はいつも以上に見られるような気がします。