ナンバープレート盗難急増中!! 悪質窃盗団の真の狙いとは

警察庁の調べによるとナンバープレートの被害が増加傾向で、2017年度には44.9%を占めたそうです。ナンバープレートは別の車両に取り付けられて、使用される事例があるといいます。
ナンバープレートを盗んだところで元の車の持ち主にはすぐわかるはずです。ナンバープレートを盗んだところで何の意味もないように思える。

しかしよく考えれば自動車の後部ナンバープレートは封印がついているものの、軽自動車や二輪車には封緘がなくプラスドライバーで簡単に外せる構造になっていてかなり無防備なのも事実。

なぜこのようなことが起きているのか、窃盗犯の本当の狙いと?

【盗んでどうする??】ナンバープレート盗難急増中!! 悪質窃盗団の真の狙いとは??

Nシステムは常に通過する車両のナンバープレートを記録しているとされる。しかしその撮影は前方からのみで後部のナンバープレートは記録されない

盗難される部品の半数はナンバープレート
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あまり話題にあがらないものの、ナンバープレートの盗難事案が増えている。直近だと自動車部品盗難の半分はナンバープレートなのだった。

ナンバープレートを盗んでも価値ないと思えるけれど、窃盗グループからすれば重要なアイテムなのであります。

ご存知のとおり今やナンバープレートを撮影する『Nシステム』や、監視カメラが日本中に設置されている。特定の車両を追跡することも可能になった。追跡されたら困るのは、悪いコトする輩たち。

なかでも盗難ナンバーを必要とするのが、リレーアタックの窃盗団です。驚くことにこれだけメディアで報じられてもリレーアタックという盗難方法を認識していないヒトが多い。

そんなことからリレーアタックによる盗難は依然として多いようだ。リレーアタックの窃盗団が一番の問題とするの、盗んだ車両の移動。

盗むのは簡単ながら、走っているとNシステムなどで追いかけられる。しかし盗難ナンバーであれば時間稼ぎが可能。

もう少し具体的に説明しよう。リレーアタックでエンジンかけて走り出したら、すぐフロントのナンバープレートを交換する。

クルマを盗まれた被害者が110番通報し、ナンバープレートで追いかけても当該車両を特定できないのだ。窃盗グループからすれば、有り難いことにNシステムは前のナンバープレートしか写さない。

封緘されていない前のナンバープレートなら、付け替えたってわからないため、余裕持って逃げられる。

ナンバープレートを盗まれるとヒジョウに厄介。もちろん走行することはできない。

前のナンバープレートだけ交付してもらうなら、自分のクルマ以外の交通手段で陸自へ行き申請すれば4~5営業日で再交付してくれるが、その間は乗れない。

ナンバーも変えるという覚悟を決めたら当日可能ながら、警察への盗難届けと、後ろのナンバーは封緘を必要とするため、仮ナンバー取って車両を持ち込まないとならない。

いずれにしろ手間や時間、費用掛かります。

意外に簡単な盗難予防をしておくべし

盗まれてからでは手間がかかるので、ぜひ盗難防止措置をすすめておく。

ナンバー盗難は増えているため、ここにきて盗難防止効果のあるボルトも容易に入手可能。

検索エンジン「ナンバープレート 盗難防止」と聞けばたくさんの商品が出てくることだろう。

価格だって1000円くらいから揃う。大半は緩めるために特殊な形状の工具を使うタイプ。

窃盗グループに特殊な工具を用意されたら盗めるものの、ヤツらは手間を嫌う。どんなタイプでも盗難防止抑制効果は期待できると思ってよい。

そもそも陸自で配給されるボルトって安っぽくて! 高額車だと外から見える部品で圧倒的にダサい金属肌です。

この際、カッコよく見える盗難防止ボルトに交換したらいいと思います。デザインや色合い、防止のためのロジックがたくさんあって悩むほど。

注意して頂きたいのは専用工具の紛失であります。ボルトを緩められなくなってしまう。専用工具は貴重品と同様に保管しておくことをすすめたい。

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